オクラガ日誌

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2008年 04月 25日

桜紀行 海老谷桜

3月30日石正美術館で写真展示で見た海老谷桜の見事な枝振りを見て、今年こそは撮影に行こうと決めていたら、
4月1日海老川の谷に根こそぎ倒れてしまった。
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道路の路肩に立っていた桜は根が腐ってしまい、樹齢三百五十年で、高さ十二メートルの桜は自身の
大きさを支えきれず、谷側にばっさりと倒れてしまった。新聞記事で知りとても残念だった。

その後、新聞記事やテレビでは海老谷桜を愛する地元の方々や写真愛好家が
この桜の木の延命のために各方面に働きかけて、ご尽力されていることを知った。
海老谷桜は人々のご努力で近くの平らな土地に移された。
しかし延命のため幹や枝が切り落とされて、ごらんのように無惨な姿になってしまった。
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地方紙にこの運動に係わられた方の投稿が載っていた。

何百年前から生きてきた海老谷桜のそばに利便性のために道ができ、車が通る道路が引かれてしまった。
大きく谷から山に伸びる海老谷桜の根の上にアスファルトがひかれ、その上を自動車が通り根が傷んでしまった。
倒れてしまった桜の根を見ると太い根は腐ってしまって、道路を避けて左右に伸びた細い根だけが残っていた。
花を咲かせる枝や幹ばかり見て、苦しんでいた根には気づかずいた、と。慚愧のことばが載っていた。
また延命のために違う場所に移植し、枝を切り落としたことは、結局は私達、人間の勝手な都合かもしれないが、
これかもぜひ生き続けて子供達や孫達にその姿を見せてやってほしい、とそんな言葉が掲載されていた。
(微妙なニュアンスは違うかもしれません)
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私が撮影に行ったときは、地元の方々や写真家の方々が雨の中、在りし日のみごとな海老谷桜の写真を展示して、
存続のための募金を募られていた。
また地元のボランティアの方が雨にうたれながら花見客に熱心に、この桜のすばらしさをを説かれている。
みなさんの姿に、すばらしいと感動してしまった。

ほんとうに痛々し姿ですが、私が初めて撮影した海老谷桜です。
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by okurugger | 2008-04-25 01:14 | 風景


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